スノーピークは4月15日、温浴施設を中心とした複合型リゾート「スノーピークフィールドスイートスパヘッドクォーターズ」を開業する。同社は21年、キャンプ場を併設する新潟本社の敷地面積をそれまでの約16万5000平方メートルから約50万平方メートルへと広げ、「衣食住働遊」の全てが詰まったライフバリューフィールドの実現を目指す「スノーピーク未来構想プロジェクト」を開始した。スパの開業はその第1弾。
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新施設のコンセプトは、新潟の自然を五感で感じるリゾート。目玉の一つは粟ヶ岳の眺望を楽しめる開放的な露天風呂と内風呂のある温浴施設(100%自家源泉)。ガラス張りのパノラマビューが特徴のサウナエリアは、中央にヒーターを設置し、たき火を囲むような感覚を味わえる。
飲食エリアでは、一皿からコース料理を楽しめる「レストラン雪峰」(広さ約140平方メートル、65席)と、湯上り処として機能する「スノーピークイート」(広さ約240平方メートル、81席)を併設した。いずれも地元の食材を活用した料理や商品を提供する。内装では、フロアの一面を床から天井までガラス張りにして、自然を身近に感じられるようにしている。
同施設のデザイン設計は、建築家・隈研吾氏。総投資額は約25億円。年間10万人の来場を見込む。3月18日から宿泊の予約受付を始め、既に計画を上回る予約件数が入っているという。