仏SMCPグループ 爬虫類の皮の使用をやめる

2020/04/14 06:26 更新


 【パリ=松井孝予通信員】「サンドロ」「マージュ」「クローディ・ピエルロ」を傘下に持つ仏SMCPグループ(販売網40カ国1500カ所)は、クロコダイルやトカゲ、ヘビなど爬(は)虫類の皮をコレクションに使用しないことを決定した。米国の動物保護「動物の倫理的扱いを求める人々の会」(PETA)のフランス支部が明らかにした。すでに「シャネル」「ポール・スミス」「ヴィヴィアン・ウエストウッド」らが爬虫類の皮の使用を止めている。

 同団体は米国で、新型コロナウイルスの影響で株価が下がったバーバリー、ラルフ・ローレン、ゲスら約20銘柄を購入した。株数や投資額などの詳細は公表されていない。

 ファッション企業へ資本参加することで、ウール、モヘヤ、カシミヤなどの使用ストップを働きかけることを目的としている。



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