熱転写もできるステッカー「アパレルステッカー」を企画・製造販売するSHIP(神戸市、岡本渡代表)は10月19日、初の実店舗となるステッカー専門店「スティックストア心斎橋」を心斎橋筋商店街に開いた。「アパレルステッカーを実際に見て選び、約1分でオリジナルアイテムが作れる場」とする。
1階はアパレルステッカーと無地のTシャツやポーチなどを販売、2階は無料で使えるアイロンスペース5台と試着室を設けた。約1年かけて開発したという伸縮性と耐水性があるポリウレタン樹脂を使ったアパレルステッカー約1200種類を揃える。SNSで人気のクリエイター20人の絵柄と、同社オリジナルが半分ずつの割合。A7サイズで、一律税込み550円。今後、A4までのサイズ展開も予定している。
2階のアイロンスペースでは私物のTシャツなどを持参し、購入したステッカーをその場でプリントできる。綿やポリエステル、デニムといった素材や、帽子などの曲面、スニーカーなどにプリントでき、ステッカーとしてパソコンなどに貼り付けることも可能だ。
同社はオリジナルのアクリルスタンドやアクリルキーホルダーを制作・購入できる自社アプリ「ACRY」(アクリー)を立ち上げており、好調だという。まずは同アプリ内でアパレルステッカーを販売し、今後、専用アプリを立ち上げて販売する計画だ。実店舗の目標は月間売上高1000万円、客数1万人。アプリでの販売を含めたアパレルステッカー全体で、24年は年間3億円を目指す。