シモジマ、手作り女子へ新業態 渋谷にカフェ併設

2017/07/07 04:22 更新


レジ前の壁面にはマスキングテープを多数並べた

 包装・店舗用品製造卸のシモジマは7日、新業態店舗「ラップルラッピングアンドDIY+カフェ」を東京・渋谷にオープンする。店内で生まれるコミュニケーションを通じて得た情報を活用し、商品開発や効果的なプロモーションの立案につなげていく考えだ。(小堀真嗣)

 「手作り女子を応援する」をコンセプトに、ラッピング用品やクラフト、パーティー雑貨などの物販とカフェを併設する。カフェスペースでは多彩なワークショップを開催する。

 店舗は渋谷区宇田川町にあるビルの1、2階で、店舗面積122平方㍍。そのうち、物販スペースは1階の48平方メートルで、ラッピング用品、クラフト、パーティー雑貨など約2000アイテムを揃える。主力商品と位置付けるマスキングテープは、約500種類を壁面に並べた。「ハンドメイドアクセサリーを好む女性が増えている」(同社)として、レジン(樹脂)クラフトが楽しめるアクセサリーパーツ類も充実した。

 2階はカフェスペースで、席数は約50。そのうち15席分はワークショップスペースとしても活用する。ワークショップは週1回の頻度を目安に開く予定だ。カフェで提供するのはコーヒー(Mサイズ=280円)や、専門店から仕入れた調理パン、スコーン、パイなど(300~500円台)。

 ハンドメイド市場は、プロ、アマチュア問わず多くのクリエイターが作った商品を販売するマーケットプレイスの登場で活気づいている。商品はSNS(交流サイト)などを通じて披露し合ったり、好きな作家が開くワークショップに参加したりするなどでコミュニケーションが広がり、市場への参加者を増やしている。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事