秋の叙勲で、元和歌山商工会議所会頭の島正博氏(島精機製作所代表取締役会長)が旭日中綬章を受章した。
島正博会長は、今回の受章に際し「(島精機の)創立55周年の節目に叙勲をいただき、感激している」と述べた。
「手袋から洋服への進出など、いろいろな人のアドバイスや応援があって、ここまでやってこられた。『ホールガーメント』横編み機による省エネ・省資源の先進国型の物作りなど、ニット業界を活性化させるような物作りを広げていければ」と今後に期待する。16歳で二重環かがりミシンを開発して以来、600件以上もの特許を持つ「和歌山のエジソン」。「これからは発明の仕方、考え方を若い人に実践をもって指導していきたい」と語った。