横編機の島精機製作所は、創立60周年を記念し、11月30日まで、和歌山本社とオンラインで最先端ソリューションの紹介やバーチャルファッションショーなどのイベントを開く。
イベントのテーマは「オープンアップザフューチャー」。和歌山本社では、歴史、コンセプト展示のほか、最新の「ホールガーメント」横編機「SWG-XR」や各種業界向けのサンプルを展示。デザインソフト「APEXFiz」を活用したDXソリューションも紹介する。糸データのウェブサービス「ヤーンバンク」や、ニットや3Dデータなどのデジタルデータを検索、閲覧、購入できるサービス「シマ・データモール」と組み合わせた運用方法などのデモンストレーションも行う。
また、バーチャルファッションショーの上映や、消費者に新たな顧客体験を提供できるXR(クロスリアリティー)技術の展示や体験も実施する。コロナ感染症対策のため、和歌山本社への来社は予約制としている。
オンラインでは、特設ウェブサイトで展示のバーチャルツアーやバーチャルファッションショー、無駄のない物作りを実現する「トータルデザインシステム」などを紹介。参加無料のウェビナーでは、MITメディアラボディレクターのDavaNewman氏やテキスタイルデザイナーの梶原加奈子氏による基調講演のほか、業務改善に役立つ実践的なプレゼンテーションなどを開く。