しまむらはテレビCMなど販促を見直し、7、8月は売り上げを押し上げる構えだ。
同社の2~5月は、「ファッションセンターしまむら」業態の減収が続いたことなどによって売上高1380億円(前年同期比1・7%減)、営業利益105億円(12・7%減)と減収減益に終わった。売りにくかった天候や気温、前年同期が好調でハードルが高かったことなどに加えて、力を注いだテレビCMが期待通りの効果を出せなかったことが大きいとみる。
同社のテレビCMはコア商品と呼ぶ多量販売を見込む開発商品を打ち出すもので、5月には前年の1回から3回に増やして臨んだが、「きれいに作りすぎた」ことで、どこで売っているかなどが伝わりにくかった。
そこで6月放映分の「涼やかパンツ」のCMは、すでに作り終わっていたものを修正、最後に企業ロゴを大きく出して、期間限定の割引もアピールするようにしたところ、反応が変わったという。
チラシのトレンド商品やお買い得品の打ち出しも含め販促を修正しながら、上半期の増収確保を目指す。