志風音、フェニックスと「カッパ」でライセンス契約

2018/09/07 17:00 更新


 カジュアルウェアメーカー・輸入卸の志風音(東京、西村健太社長)は、スポーツ用品メーカーのフェニックス(東京)と、フェニックスが日本における商標権を保有する伊発のスポーツブランド「カッパ」で、ファッション分野におけるライセンス契約を結んだ。ブランディング、リテール、協業に関する窓口としても業務提携し、メンズ・レディス・キッズの19年春夏物から販売を開始する。

 「カッパはファッション性を高める戦略を強めている。当社がレディスのデザイナーバッグ、デザイナーブランドやメンズの海外ブランドとの提携で培った企画力がその戦略に合致した」(西村社長)ことから業務提携した。「カッパではストリート、カジュアル、モード、リラックスのカテゴリーを軸に象徴的なロゴマークなどのモチーフを企画に落とし込み、機能素材、立体裁断、ビッグシルエットなどのトレンドを意識した企画を追求する」とする。

 Tシャツ4000~8000円、パーカー8000~1万5000円、ジャケット1万5000~2万5000円、パンツ8000~2万円、スカート・ドレス7000~1万5000円、キャップ・バッグなど雑貨3000~1万8000円など。

 販路は百貨店、セレクトショップ、専門店、SCなど幅広く対応する。

 カッパは1950年代、伊トリノで生まれたスポーツブランド。アダムとイブをモチーフにしたロゴマークが特徴で、ユベントス、ローマ、ACミランなどのサッカークラブがかつてユニフォームに使用していた。日本では1983年にフェニックスが技術提携。現在、遊び心と機能性を武器にマルチスポーツウェアとして展開している。

今年秋の「カッパ」のポップから


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