川上淳也が手掛ける「セブンバイセブン」は20年春夏、ジャカードによる幾何学とペイント柄のオリジナル生地を生かしたラインを揃えた。ジャクソン・ポロックのアクションペイントのような柄のほか、特殊なコーティングを施したレザーのような質感のスウェットパーカ、銀河のようなペイント加工のパーカやスウェット、パンツ、ブルゾン、ハットなどが充実した。
川上は20代の大半をサンフランシスコで過ごし、古着の倉庫に通う日々の中で出会った様々な人種の人間たちの自由な強さに影響を受けた。新しい製品も古着も同じように「服」として見るフラットでユニセックスな目線がこのブランドの特徴でもある。
ブランドを象徴する再構築シリーズでは、ビンテージのミリタリーオーバーパンツを用いたワイドパンツを制作したほか、テント地を用いた新型としてセットアップも出した。古着のTシャツに同じ柄を上から刺繍したカスタマイズドシリーズも楽しい。