繊研新聞社は20日、創業70周年を記念したセミナーとパーティーを東京・ホテルニューオータニで開催した。業界関係者や取引先など約500人が来場した。
セミナーは「ミナ・ペルホネン」デザイナー皆川明氏が「デザインと製造の価値」、アマゾンジャパンバイスプレジデントファッション事業部事業本部長ジェームズ・ピータース氏が「日本のファッション業界と共にできること」をテーマに講演。
皆川氏は「デザインが“たて糸”だとすると、生産背景や製造は“よこ糸”。両方の質を高め、バランスを最適化することで、ファッションは持続的な産業になる」、ジェームス氏は「強いファッション業界が消費者のハッピーにつながる。アマゾンジャパンは業界のビジネス、販売を支援し、客とブランドの距離を今後も縮めていく」と語った。
会場内には、過去の紙面や出版物などを展示、繊研新聞社の歩みやファッションビジネス業界の歴史を振り返るコーナーも設けた。パーティーでは、70周年を記念した動画の上映や、号外の配布などの各種イベントを催した。