西武渋谷店は４日、２０～４０代の女性社員をモデルにしたファッションショーを開いた＝写真。黒をテーマにした全館プロモーションの一環で、低迷が続く婦人服の消費を盛り上げる試み。百貨店婦人服売り上げが８月までで１０カ月連続マイナスとなり、３０代を中心に百貨店離れが広がっていることから、女性スタッフ自らがモデルとなって親しみやすさをアピールした。
ショーには各婦人服売り場の顧客５０人を招いた。５人のモデル（社員４人、取引先販売員１人）は「ミュラーオブヨシオクボ」「ロゥタス」「カルヴェン」など同店で扱う１０ブランドのドレス、コートを着て、今秋冬のスタイルを披露した。店頭が暗くなってしまうことから、百貨店のプロモーションではあまり取り上げてこなかった黒で統一し、新たな需要を喚起する。
