繊研新聞社が、全国ファッション専門学校生(25年春卒業予定)約1100人を対象に実施した「就職意識調査」の結果が出た。「注目している企業」は2年連続でアダストリアが1位に、「就職したい企業」はマークスタイラーが1位になった。
(詳細は6月25日付「学ぶ・育てる」に掲載)
注目している企業は、アダストリアに続く2位が前年と同じファーストリテイリング。20年から順位の変動はあるものの両社で1、2位を占める形が続いている。3位には前年7位のマッシュグループ、4位は前年6位のマークスタイラーが続いた。5位は初任給の引き上げが話題になったトウキョウベースが浮上した。
就職したい企業で、マークスタイラーが1位になったのは21年以来。前年4位から首位になった。2位は前年1位のアダストリア。3位は前年2位のストライプインターナショナル、4位はパルグループとベイクルーズがどちらも順位を上げた。
10位までを見ると、どちらの項目についても、オンワード樫山が久々にランクインした。就職したい企業では、ディーゼルジャパンやクロスプラスが入った。
「ファッション業界への就職を希望する」学生の比率は前年に続き上昇した。20~22年は3年連続減少していたが、23年にプラスに転じていた。