21年の新規SC開業が過去最少になりそうだ。日本ショッピングセンター協会が7月20日に発表した集計によると、今年上期に開業したのはアミュプラザくまもと、イオンモール川口など大型のものはあるが、11施設にとどまった。下期もイーアス春日井、イオンモール名古屋ノリタケガーデン、セブンパーク天美などの17施設で、年間では28施設の見込み。20年の41だけでなくこれまでで最少だった12年の35も下回る。
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人口減、少子高齢化が進むもとでSC開発は低水準の状況が続いていたが、さらにコロナ禍でテナントリーシングが難しくなっており開業を延期するケースが増えているとみられる。