サザビーリーグ 「カナダグース」でジャパン社設立

2022/03/23 11:01 更新


 サザビーリーグはカナダグースホールディングスと折半出資でカナダグースジャパンを設立する。ダウンジャケットで知られる「カナダグース」はこれまでサザビーリーグが日本市場で販売していたが、4月からはジャパン社が運営を継承する。

 カナダグースは1957年創業。カナダ生産にこだわったダウンジャケットは、南極観測などの極寒の環境で使える機能性と都会でも使えるデザイン性が受け、世界中でファンが多い。日本では16年秋からサザビーリーグが独占契約を結び、卸売りを始めた。

 サザビーリーグで同ブランドの卸売りを担ってきたリトルリーグカンパニーは、その後、日本での卸売先を絞って、ブランドイメージ向上に取り組み、17年11月には東京・千駄ヶ谷に直営店もオープン。ECでも販売するようになった。

 ジャパン社の社長にはサザビーリーグの平井洋司リトルリーグカンパニーカンパニーオフィサーが就任する。ジャパン社設立に際し、カナダグースホールディングスのダニ・ライスCEO(最高経営責任者)兼社長は、「日本は世界的に大きな市場で、影響力のあるラグジュアリーマーケットの一つで、長年にわたるカナダグースの重要市場でもある。ジャパン社設立で小売り及び卸売りでさらなる成長の準備が整った」と話す。



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