《テキスタイル製造卸トップに聞く》澤村社長 春日英一郎氏 節目の年に3事業部制へ

2024/05/07 11:30 更新有料会員限定


春日英一郎氏

コストアップが課題

 ――上期の状況は。

 23年10月~24年3月の上期決算では売上高56億7000万円、総利益は6億9000万円の見通しです。前期の売上高は57億円だったので微減収、利益はほぼ横ばいの折り返し。ただ人件費が増加したので、最終利益としては減益かもしれません。

 テキスタイル、製品ともにコスト上昇が大きな課題。国内外で原料費や工賃が値上がりしています。

 製品は輸入が中心なので為替の影響もあり、価格転嫁も完全にはしきれていません。製品の海外生産は中国が約8割と大きいですが、インドやベトナムでも行っており、両国で拠点開拓に力を入れていきます。テキスタイルはトリコットシャツ地の受注が堅調で、ユニフォーム関連も伸ばしていきたい。

 ――上期のトピックスは。

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