三陽商会、社員が育てた和綿のストール

2016/04/25 06:51 更新


「わたつむぎ」 三陽銀座タワーで販売


 三陽商会は25日から、栃木県の渡良瀬エコビレッジの「サンヨー・コットン・フィールド」で栽培した和綿を用いたストール「わたつむぎ」を三陽銀座タワー6階で販売する。

 同社は社会貢献活動である「シンク・サンヨー」に基づき、13年からサンヨー・コットン・フィールドで社員(延べ約350人)が参加し、和綿を栽培してきた。栽培から機織り、染色に至るまで、こだわりを持ったエキスパートらの協力も得ており、「日本古来からある和綿を通じて、日本の文化と和の心をお届けする」としている。

 素材は綿100%で、和綿の割合は25%。生成、先染め(薄い藍色)、後染め(濃い藍色)の3色を揃え、サイズは80㌢×200㌢。価格は生成りが1万7000円、先染めと後染めは2万5000円。

 和綿は繊維長が短く弾力性があり、「しっとりとした質感で、夏は涼しく、冬は暖かく、日本の四季と多湿な気候にあった特性」という。13年から栽培してきた和綿の収穫が紡績可能な量に達したことから、製品化を決めた。

生成り、先染め(薄い藍色)、後染め(濃い藍色)の3色展開


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