三陽商会 新ブランドで〝シネマコマース〟導入

2019/08/01 06:26 更新


 三陽商会は20代後半から30代前半を主対象としたレディスの新ブランド「CAST:」(キャスト)を発売する。1日の東京・渋谷の旗艦店のオープンを皮切りに、9月にかけて全国約30店と公式オンラインサイトで販売する。

 また、ブランド名と同名の映画「キャスト」を制作してオンラインで公開するとともに、登場人物の衣装を映画を見ながら購入できる〝シネマコマース型〟システムを導入した。初年度の売り上げ目標は20億円、22年に30億円を目指す。

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 新ブランドのキャストのコンセプトは「人生という物語を、演じるための服。」。架空の3人の女性像を立て、それぞれのストーリーや個性をファッションで表現する。テイストの異なるファッションアイテムを一つのブランドで提案し、3人の女性の個性や物語を通じてブランドへの共感を生み出す。商品企画は同社のターゲット世代の女性が携わる。

 7月31日に東京・渋谷の映画館で開いた新ブランド発表と映画試写会には、映画に出演した女優の飯豊まりえさん、モデルのemmaさん、ミュージシャンの佐藤千亜妃さんと、林響太朗監督によるトークセッションも行われた。映画は7月31日から公開している。

新ブランド発表会には岩田功社長や映画のキャストも登壇した


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