三陽商会の23年2月期連結決算は、通期で7期ぶりに営業黒字化した。25年2月期までの中期経営計画の初年度で、昨年度までの2年間の再生プランによる事業構造改革を経て、在庫管理の強化や正価販売比率向上などの成果が出た。大江伸治社長は「商品力に磨きをかけて、手を緩めることなく確実に達成できる計画を実行した結果」と語る。中計2年目の24年2月期は当初計画から各段階で上方修正し、引き続き事業戦略を推進し、中計の最終年度目標達成に向けた基礎固めを行う。
(古川伸広)
在庫管理と正価販売
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