サクス5th Ave2号店の新サービス

2016/09/14 06:47 更新


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】サクスフィフスアベニューは9日、ブルックフィールドプレイスに約8000平方㍍の新店「サクス・ダウンタウン」をオープンした。ブルックフィールドプレイスは、9・11同時多発テロ以前はウィンターガーデンと呼ばれていた建物を再興した商業施設。開店日の朝は、女優のジュリアン・ムーアを迎えたテープカットが行われた。

 サクス・ダウンタウンは、マンハッタンにおける2店目となり、ウィメンズのみを扱う。売り場は1、2階で、3階はパーソナルショッピングを受け付ける「フィフスアベニュークラブ」。着こなしのコンサルティングを受けた客の希望に応じて60分の美容施術とランチを提供する「パワーランチ」、靴のヒールが取れたり、服のほつれなどの事態に対応する「サクス・セーブ・ミー・ホットライン」といった新しいサービスも取り入れた。

 サクスフィフスアベニューのトレーシー・マルゴリスCMO(最高商品責任者)は、本店との違いを「服とバッグを一緒にディスプレーし、ブティック風にしている」と説明。「ヴェットモン」「ドリス・ヴァン・ノッテン」など現時点ではこの店のみで扱うブランドのほか、「パブリックスクール」「オープニングセレモニー」などに特注したニューヨークがテーマの商品も用意した。

 サクス・ダウンタウンは、ニューヨークの一連の開店・改修計画の第一歩となる。今後はサクス・ダウンタウン・メンズストア(17年春)、5番街本店の大規模改装(16~19年)、コネチカット州グリニッジに出す靴専門の「10022シュー」を含む三つの路面店(17年2月~20年10月)、ロングアイランドのサクス・ウォルト・ホイットマン・ショップの改装(20年10月)、ニュージャージー州アメリカンドリームでの新店(18年)を予定する。

サクス・ダウンタウン

 



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