良品計画 無印良品で使う新疆地区の綿、「これまでの監査で重大な違反確認されず」

2021/04/14 17:00 更新


 良品計画は4月14日、「無印良品の綿とサプライチェーンについて」と題したコメントをホームページで発表した。

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 コメントの中で新彊綿に使用に関連して「多くの問い合わせをいただいている新疆地区は新聞などで報道されているとおり、中国産の綿の8~9割を占める広大な産地だ。無印良品の綿を栽培する新疆地区の約5000ヘクタールの農場等については、畑や作業者のプロフィール、人員計画を把握し、栽培スケジュールに合わせて第三者機関を現地に派遣し、昨年も監査を行っている。これまでの監査において、法令または弊社の行動規範に対する重大な違反は確認していない。無印良品は商品の原料となる綿から最終製品化までを、以上のようなプロセスで管理している」と説明している。

 14日には良品計画の上期(20年9月~21年2月)決算の発表があり、質疑応答では、無印良品の製品への新彊綿の使用や、新彊綿の使用停止を表明した海外企業の中国での不買運動をどう見るかなどの質問が複数のメディアから相次いだ。良品計画側は、同日発表した「綿とサプライチェーンに関するコメントの発表を質問への答えとする」との回答を繰り返し、松﨑暁社長によるこの問題に関するあらゆる発言を避けた。



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