アムステルダム発の「ロイヤル・アッシャー」は、今年170年を迎えた歴史あるダイヤモンドカッターズブランドだ。20世紀に世界最大のダイヤモンド原石、カリナンをカットしたことでも知られ、各国王室との縁も深い。日本市場には1965年に本格参入、銀座本店のほか、百貨店宝飾フロアや専門店で販売する。来日した6代目となる共同代表のリタ・アッシャー氏、マイク・アッシャー氏にこれからのビジョンを尋ねた。
(中村維)
――ブランドのポリシーは。
カッティングにより、世界で最も美しいダイヤモンドを作ることを常に考えてきました。1902年にアッシャー・カットを開発して以来、国際パテントを取って独自のカットを守ってきました。今はコンピューターも導入していますが、必ず最後には人間の目と手で仕上げます。ダイヤモンドの美しさへの愛と情熱を持ち、原石から磨き上げるところまで、常に一歩踏み込み、エクストラなものを積み重ねてきたのです。
――ビジネスの状況は。
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