米ローランドベリー、カットソー好評

2015/11/05 10:56 更新


 アパレル企画・卸・営業代行のMKプランニング(東京、電話03・6750・0047)は16年春夏から、アパレル・アクセサリー輸入卸のアールビーアイ(東京)が販売する米「ローランドベリー」で期中生産対応を行い、カジュアル個店でカットソー販売数量を伸ばしている。ストリートアート独特のプリント柄に加えて、売れ筋の柄を日本で追加プリント生産できるようにして、インポート商材の期中対応で成果を上げている。

 同社がローランドベリーを営業代行したのは今春夏から。同ブランドは00年にフレッドシーガルの元クリエーティブディレクターだったローランド・ベリーさんが立ち上げた。基本すべて米国生産品輸入だが、アールアイビーとブランドとの良好な関係を活用し、期中追加を可能にしている。

 夏から初秋向けに試験的にMKプランニングと取引するカジュアル個店との間で、ローランドベリーの売れ筋柄を期中対応したところ、売れ筋柄だけを約1カ月で店頭投入できることが好評で、端境期のプロパー販売商材として受注数量を伸ばした。

 期中対応は、オーダー後約1カ月で店頭投入。そのため米社と協議のうえ在庫があれば米国から輸入。間に合わない場合は日本にストックしているボディーにプリントして店頭投入した。

 Tシャツの売れ筋は、トロピカルドクロ柄、ナンバリングなど。7800円。「期中対応できる商材を、ずらりと絵柄で並べてもバイヤーは反応しない。売れ筋に集中できたのが販売数量アップにつながった」(窪田雅之MKプランニング代表)。期中追加に苦心する店が多い中で、国内生産での1カ月以内で店頭投入できるのが同社の強み。インポート商品で差別化商材を提案できたのも大きいとする。

今夏「ローランドベリー」で売れ筋となったカットソー。インポートの期中対応が成功

 



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