エスビープラニング(東京)の国産ジーンズブランド「リゾルト」は、25年に迎える15周年を記念し、限定のブラックジーンズを出す。インディゴ染めと同様、〝タテ落ち〟やセルビッジ(耳)部分の〝アタリ〟など、経年変化を楽しむことができる。
(柏木均之)
10年にスタートしたリゾルトは、50~60年代の米国製ジーンズ特有の経年変化を国内生産で再現したブランドだ。直営店は持たず、ジーンズ4型だけを日本や海外の専門店に卸売りしている。
ブランド15周年で企画したブラックジーンズは、生地の開発に数年をかけた。黒の染料を使うと、インディゴ染料を使った場合のように、はき込むと生地の色がタテ落ちし、セルビッジのアタリが出る、ビンテージジーンズ風の経年変化を再現することが難しい。このため黒い染料でも、生地表面に出る経糸の芯が染まらない「中白」状態にする染色方法を新たに開発した。
25年2月から販売するのは2型。主力モデルでテーパードストレートの「710」はウエストが26~40インチの12サイズ、レングスは28~36インチの8サイズあり、ウエストとレングスの組み合わせは87通りある。ウエスト26~34インチが税込み2万8600円、36、38、40インチが2万9700円。
股上が深く、ヒップまわりにゆとりのあるストレート「714」は、ウエスト28~40インチの10サイズ、レングス30~36インチの4サイズあり、ウエストとレングスの組み合わせは33。ウエスト28~34インチが3万3000円、36、38、40インチが3万4100円。定番のインディゴモデル同様、2型とも卸売りのみで販売する。