国産ジーンズ「リゾルト」 15周年記念で限定ブラックジーンズ販売

2024/07/12 10:59 更新


 エスビープラニング(東京)の国産ジーンズブランド「リゾルト」は、25年に迎える15周年を記念し、限定のブラックジーンズを出す。インディゴ染めと同様、〝タテ落ち〟やセルビッジ(耳)部分の〝アタリ〟など、経年変化を楽しむことができる。

(柏木均之)

 10年にスタートしたリゾルトは、50~60年代の米国製ジーンズ特有の経年変化を国内生産で再現したブランドだ。直営店は持たず、ジーンズ4型だけを日本や海外の専門店に卸売りしている。

 ブランド15周年で企画したブラックジーンズは、生地の開発に数年をかけた。黒の染料を使うと、インディゴ染料を使った場合のように、はき込むと生地の色がタテ落ちし、セルビッジのアタリが出る、ビンテージジーンズ風の経年変化を再現することが難しい。このため黒い染料でも、生地表面に出る経糸の芯が染まらない「中白」状態にする染色方法を新たに開発した。

織り糸の染色方法を工夫しタテ落ちやセルビッジのアタリなど経年変化を楽しめるようにした

 25年2月から販売するのは2型。主力モデルでテーパードストレートの「710」はウエストが26~40インチの12サイズ、レングスは28~36インチの8サイズあり、ウエストとレングスの組み合わせは87通りある。ウエスト26~34インチが税込み2万8600円、36、38、40インチが2万9700円。

15周年限定モデルで出す「710」は定番のテーパードストレート

 股上が深く、ヒップまわりにゆとりのあるストレート「714」は、ウエスト28~40インチの10サイズ、レングス30~36インチの4サイズあり、ウエストとレングスの組み合わせは33。ウエスト28~34インチが3万3000円、36、38、40インチが3万4100円。定番のインディゴモデル同様、2型とも卸売りのみで販売する。

通称「大戦モデル」と呼ばれる「714」は股上が深くヒップ周りにゆとりがある
2型とも25年2月から店頭に並ぶ予定だ


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