レナウン神保新社長 「如意との絆を深め、業績安定へ」

2019/05/15 20:25 更新


 レナウンは15日に会見を開き、社長交代の理由を「新しい中長期経営戦略の策定は新しい体制の下で行うことが適当」(北畑稔社長執行役員)と説明した。

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 同社は23日の株主総会を経て、神保佳幸取締役上席執行役員が代表取締役社長執行役員に昇格、北畑稔代表取締役社長執行役員は代表権のない取締役会長に就く。公表がこの時期になった理由は「親会社である山東如意科技集団との丁寧な協議の結果」(北畑社長)とし「引責辞任ではない」と強調した。

 神保取締役は今後の経営について「山東如意グループとの絆を深め『ダーバン』『アクアスキュータム』などの基幹ブランドに注力して、業績を安定させる」と述べた。

 同社の19年2月期連結業績は、売上高が前期比4.1%減の636億円、営業損益は25億円の赤字、経常損益は20億円の赤字、純損益は39億円の赤字だった。

業績回復を図る神保新社長(左)と北畑現社長


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