「リゲッタカヌー」の海外販売伸びる アジアで25店へ

2017/11/24 04:27 更新


中国海南省のショップ

 靴製造販売、リゲッタカヌー(大阪市、日吉慶三郎社長)がサンダルブランド「リゲッタカヌー」の海外販売を伸ばしている。中国を除くアジアは日本からの輸出、欧米などはライセンス契約している台湾系企業チルインターナショナル(以下チル)が開拓する。アジアではタイ、マレーシアなどに25ショップとなり、17年10月期の売上高に占める比率は11%と、前期より2ポイント上がった。

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 中国を除くアジアではタイが最も多く8店。台湾、マレーシア、香港には複数店ある。シンガポールにはまだショップはないが、インショップの売り場がいくつかある。それぞれ各国・地域にディストリビューターがあり、運営する。それぞれ現地のECモールなどでも販売している。

 商品は輸出のため関税などがかかり、価格は日本の2倍以上だが、日本製であることと商品の独自性で中間層以上を顧客にしている。特に今年は3ショップになったマレーシアの売り上げが大きく伸びた。

 チルには2年前から、デザインを供与、チルが中国などでライセンス生産し、欧米、中国などに販売する。中国には3ショップがあり、20カ所以上のインショップがある。

 米国ではマイアミとロサンゼルスにショールームがあり、セールスレップと組んで各地の展示会に出ている。米国では、SNS(交流サイト)での発信、フォロワー獲得を業務とする4人の専任スタッフを置いている。

 来年1、2月にはドバイに中東1号店ができる。日本から商品を輸出する。現地ディストリビューターには、クウェートでの販売権も与えた。





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