〝リカバリーウェア〟　一般医療機器の届け出が増加　誇大広告への注意も必要

「ベネクスリカバリーウェア」の「リカバリームーヴジップアップフードジャケット」

　鉱物を利用した遠赤外線による血行促進作用で疲労回復をうたう〝リカバリーウェア〟と呼ばれる衣類について、PMDA（医薬品医療機器総合機構）に一般医療機器の「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として届け出をした企業が増えている。PMDAのウェブサイトを確認すると、12月13日時点の届け出は24社・団体から39件（23年11月末は8社・12件）となった。

（小堀真嗣）

【関連記事】リカバリーウェアなどの機能服　新興勢力の宣伝活発　CMやオリジナル曲が続々

背景にサポート企業

　家庭用遠赤外線血行促進用衣は、厚生労働省と医療機器業界、関連製品を製造販売する企業などが協議を重ねた上で、22年10月に新設された一般医療機器のカテゴリー。リカバリーウェアを想定した衣類が対象だ。