ヒロココシノインターナショナルは「ヒロココシノ」のアーカイブ作品をベースに作るブランド「リ・エディション・プロジェクト165」の18年秋冬コレクションショーを8月30日、東京・銀座のヒロココシノ銀座店で開いた。ショーでは、コシノヒロコさん、ブランドプロデューサーの竹腰名生さんによるトークプレゼンテーションが行われた。
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今秋冬のテーマはジャクスタポジション(並列)。「フェミニンな風合いの柔らかい素材と、メンズやミリタリー、スポーツウェアから触発されたアイテムとの融合」を表現した。ギリシャ彫刻のような美しいドレープの入った着心地の良いニットトップ(5万9000円)と、上質なフランネルによるスポーティーなワイドカーゴパンツ(5万3000円)のコーディネートを提案。
ボリュームシルエットのジオメトリックなキルティングのダウンブルゾン(11万6000円)は、「平面パターンによるスクエアシルエットとミリタリーのディテールを融合」した。メンズライクなタキシードコート(16万5000円)ではマスキュリン・フェミニンスタイルを訴求する。

コシノさんは、「着る人の体形や動きによって異なる姿を表す、体を包み込むようなデザインを意識した。美しく見せることはエレガントな服だけでなく、カジュアルウェアにも必要な要素」とブランドの特徴を紹介。
竹腰さんは「スポーティーなデザインは、ファッションの変遷のなかで抗うことのできない大きな流れ。平面裁断による服は日本的であり、多様な人々の装いに適応する」と語った。
ヒロコ・プレタ事業部の木村久伺事業部長は「今秋冬物は約40型を揃えた。そのうち5型はメンズのデザイン。エイジレス、ジェンダーレスなブランドとして顧客ターゲットの間口を広げる」とした。
リ・エディション・プロジェクト165は、常設店ではヒロココシノ銀座店で販売。期間限定店はイセタンサローネ1階プロモーションスペースで5~11日、同2階で11月14~27日。ジェイアール名古屋高島屋4階のスタイル&エディットイベントスペースで26日から10月2日。高島屋大阪店1階グッドショックプレイスで10月3~9日。西武渋谷店A館4階プロモーションスペースは10月30日から11月5日。