ヒロココシノインターナショナルは、「ヒロココシノ」のアーカイブ作品をベースに作る「リ・エディション・プロジェクト165」の発売を記念して19日、東京・六本木でトークショーを開いた。トークショーにはコシノヒロコさん、ブランドプロデューサーの竹腰名生さん、ゲストとして夏木マリさんが登場した。
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竹腰さんは「コシノヒロコさんのアーカイブを見せてもらったときに、その〝宝の山〟に感動し、ここから何か生まれないかと興奮した。コシノさんは、きもの文化からの発想と立体裁断を組み合わせて新しいものを生み出してきた」と話した。
同ブランドのオーバーサイズタキシードジャケットとサテンパジャマパンツを着て登場した夏木マリさんは、「今まで見たことのない、『なんだこりゃ』と言われるような、うれしい感動や刺激を与えられるものを目指している」など、表現者として大切にしていることなどを語った。
コシノさんは「これほど豊かな感性の国に育ったからこそ、世界を魅了しなければ嘘。それをもっと力強く表現しないといけない」とし、新ブランドについて「単に『和』ではなく、リアリティーのある暮らしの中で使えるものでなければならない。過去を捨てるのではなく、新しいものへ積極的に取り組んでいきたい。東京五輪前の良いタイミングでスタートできた。ゆくゆくは世界市場を目指す」と抱負を語った。