楽天グループは8月2~6日、パシフィコ横浜でグループ最大級の体験型イベント「楽天オプティミズム2023」を開催している。国内外の様々な業界リーダーが集結する「ビジネスカンファレンス」と、最新テクノロジーや楽天エコシステムを体験できるイベント「フューチャーフェスティバル」の2大コンテンツを用意する。
ビジネスカンファレンスのオープニングでは、三木谷浩史楽天グループ会長兼社長が登壇した。世界情勢や環境の変動に触れ、「AI(人工知能)の出現はインターネット、スマートフォンの出現を上回ることなのではないか」と述べた上で、これからの社会におけるAIの重要性を強調した。
後半ではチャットGPTを手がけるオープンAIと、最新AI技術によるサービス開発における基本合意をすることを発表し、「楽天グループが所有している幅広いデータを利用し、AIの力で国全体の効率を20%上げていく」ことを目標に掲げた。今後は「自社ネットワークを使いながら、誰もが使いやすいAI利用を目指していく」と述べ、「新しいチャレンジ、大きな社会貢献を目指して、グループ全体で更なる成長をしていきたい」とした。