R1000 大妻女子大でSDGsイベント ファッションで環境貢献

2023/07/25 17:30 更新


学生食堂「コタカフェ」の入り口前で行い、午前中から多くの学生などが訪れた

 若い人にSDGs(持続可能な開発目標)を楽しんで体感してもらいたい――レディスカジュアル専門店のR1000はサステイナブル(持続可能な)プロジェクト「レコロ」で、大妻女子大学の食育ボランティアグループ「ぴーち」と協業した。7月25日には同大学千代田キャンパス(東京)で古着を回収、お気に入りを持って帰れるイベントを実施。多くの学生でにぎわった。

 レコロは「衣料品廃棄ゼロ」を目指して21年に始めた。客や従業員から回収した古着や昨シーズンの商品などを、商業施設に出店する常設店や期間限定店で販売している。

 25日は「物々交換」も試みた。古着2着とエコバッグ一つを持参すれば「エムズエキサイト」「レトロガール」を中心とした23年春夏のサンプル品をもらえる仕組みだ。ファッションを通じて環境に優しい行動を促すのが狙い。「古着を持ってくるのがおっくう」との声も参考に、交換の対象を旬の服にして古着回収を促進した。

「エムズエキサイト」「レトロガール」などの23年春夏のサンプル品も用意した

 加えて、農家が提供する規格外のサンチュが原材料の粉末でプリンを作り、100食限定で配布。ほか、同社のサンプル品やレコロで集めた古着を、広島県の世羅茶や三陸の和グルミといった食品から抽出した染料で染めて展示した。

ぴーちが食品を使って染めた古着や同社のサンプル品を展示した

 R1000とぴーちの出会いは他社主催のSDGsイベント。「社外のイベントに出展して、新しいつながりができた。これからも、協力者を得ながら活動を広げたい」と営業部マネージャーリーダーRECOROの高堰智章さん。「(25日は)学生さんと話していると楽しんでもらえているのが良く伝わってきた」と話す。ぴーちとの協業は、今年10月に開催予定の文化祭でも行う計画だ。

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