イーベイ・ジャパンのECモール「Qoo10」 Kファッションが人気

2021/08/18 06:26 更新


「ナンニング9」のドレス

 イーベイ・ジャパンが運営するECモール「Qoo10」でKファッションが急伸している。韓流スターの映像やSNSなどでKファッションの情報が増え、同社が3カ月ごとに実施している「メガ割」キャンペーンをきっかけにKファッションにチャレンジする若い女性が多いという。

 メガ割を含む6月のKファッションカテゴリーの売り上げは前年同月比63%増となった。メガ割は毎回売り上げを更新しており、中でもKファッションの伸びは突出している。Qoo10にはすでに80以上の韓国ブランド公式ショップが出店している。

 人気の背景には客層の特徴やSNSの影響がある。Qoo10の客層は75%が10~30代女性。第4次韓流ブームと呼ばれる現在、けん引する年代の若年化が指摘されている。特にインスタグラムやユーチューブなどSNSで拡散される映像や写真に映し出される韓流スターのコーディネートへの関心が高まっている。日韓合同プロジェクトでアイドルグループが誕生したり、韓国ドラマ人気が継続したりと女性が好む話題も多い。インスタグラムでも「#韓国ファッション」タグが6月時点で420万回超も投稿されている

 Qoo10でのKファッションはストリートファッションとSOHOファッションがトレンド。ストリートファッションは、軽快な動きのスポーツスタイルや、ロゴパターンなどが特徴だ。韓国で急成長のECモール「ムシンサ」で活躍中のデザイナーズブランドを中心に人気があるという。SOHOスタイルはフェミニンテイストや、カッティングなどディテールの変化が特徴。東大門を生産基盤に持ち、素材やテーラーリングなどクオリティーの高さに対し価格競争力があり、日本でもコストパフォーマンスの高さが人気だ。代表的なブランドはレディストータルブランド「ナンニング9」、韓流スターの愛用率が高いヘッドウェアブランド「バザール」、スイートでロマンティックなテイストが若い女性に人気の「チェリーココ」など。

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