イタリア南部のプーリア州 ビジネスツアーでファッション産業をアピール

2024/10/09 17:30 更新会員限定


セミナーにはノーチ経済開発審議官(左から3番目)らが参加した

 イタリア南部に位置するプーリア州は、繊維・ファッション関連の輸出に力を入れている。同州にはファッション企業が約5000社あり、多くが中小企業だ。10月1~5日には同州の商工業促進・企業国際化推進部門が主催し、日本のバイヤーを招いてレッチェ、ターラント、バーリの各都市で企業やブランドの視察、BtoB(企業間取引)ミーティングなどを行うビジネスツアーを開いた。

(藤本祥子)

 フィエラ・デル・レヴァンテ国際見本市の会場では、BtoBミーティングやセミナーなどが開かれた。セミナーには、同州を代表してアレッサンドロ・デッリ・ノーチ経済開発審議官やジャンナ・エリーサ・ベルリンゲリオ経済開発局局長、トーマイタリアンブランズグループのサルバトーレ・トーマ会長らが出席した。ノーチ経済開発審議官は「私たちは今、ファッション分野に多大な投資をしている。ファッション分野には中小企業が多く、十分な公式サイトやECがなかったりする。今後はデジタルトランスフォーメーションにも力を入れていきたい」と話した。

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