イタリアのプラダグループの25年1~6月決算は売上高27億4000万ユーロで、前年同期比9%増(為替調整後)となった。ラグジュアリーブランドの成長が困難な環境下で、ブランドの創造性などが成長を支えた。小売りは24億5300万ユーロで10%増。全地域で伸びた。
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なかでも著しい成長を見せたのが「ミュウミュウ」だ。小売りは49%増で、堅調な成長を維持した。「プラダ」は2%減となった。
地域別売上高は欧州7億2800万ユーロ、6.7%増、アジア・太平洋地域(日本を除く)8億3800万ユーロ、8.2%増、アメリカ4億2400万ユーロ、9.5%増、日本3億2600万ユーロ、5.5%増、中東1億3700万ユーロ、24.5%増だった。
プラダグループのパトリッツィオ・ベルテッリ会長兼取締役は、「ブランドの強さと着実な実行力の証しとなる堅調な業績を達成した。これは、我々の業界において前例にないほど厳しい環境下での成果だ」とコメントした。
