導入広がる「ポップイン・アクション」 画像から手軽に類似商品を表示

2020/03/31 06:27 更新


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 画像認識AI(人工知能)を使い、欲しい商品の類似商品を検索・レコメンドする「ポップイン・アクション」の導入が有力ECサイトで増えている。ポップイン(東京)が開発し、19年4月のテスト開始から、すでに40サイトが導入する。サイト内やSNSなどの画像をもとに自社ECサイトの類似商品を表示するため、売り上げに結び付けやすい。導入も手軽だ。機能の追加も行い、今年中に100サイトの導入を目指す。

 「ファッションECで購入するとき、画像を参考にすることは多く、スマートフォンでの購入が増えるほどチャンスがある」とポップインの吉岡真宏Eコマースソリューション事業部部長。同社は、中国の検索エンジン大手の百度(バイドゥ)日本法人の100%子会社で、システムにはバイドゥの画像認識AIを活用する。

 基本機能は類似商品のレコメンドと画像検索の二つ。ECの商品写真にあるサービスアイコンをクリックすると、その類似商品を表示する。画像検索はECの検索窓から画像を選ぶとEC内の類似商品が表示される。雑誌の掲載写真や街中の商品など利用者が撮った画像、SNSのスクリーンショットなどスマホのアルバム内の画像から検索できる。

 レコメンドはサイト上にポップアップで表示されるため、サイトのデザインや構造に影響を与えない。

 同サービスはサイト内の行動履歴から「(他の人は)こんな商品も購入しました」という一般的なレコメンドとは違い、個人のニーズや関心を補完する検索・レコメンドが特徴だ。「こういう商品が欲しい」「売り切れているけれど似た商品はないか」など、今まで逃していた潜在需要も喚起する。

 導入はJavaスクリプトの設置とデータフィード連携のみ。初期費用は15万円から、利用料金は従量課金で、負担感が少ない。今後はオプション機能の追加と導入数を増やす。導入企業からの要望を受け、オプションでサイト内のコーディネート画像から類似・関連商品を表示する機能と、「お気に入り」に商品を入れた時に類似商品を表示する機能の提供を開始した。

 導入の増加を見込み、3月にはEC構築支援のecビーイングと販売パートナー契約を締結し体制を強化。第1弾としてシップスに導入した。このほかに、すでにTSIグループ、パル、ラグタグなどが利用している。

シップス公式オンラインショップでは色、柄、シルエットなど類似商品を表示し選択肢を広げる

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