本田圭佑氏も賛同する「パーク・エス・エス・シー」 サッカー通じて社会貢献

2020/05/01 06:27 更新


 不動産販売のビッグワンズ(東京、三浦大岳社長)は豪・メルボルン発のソーシャルサッカーブランド「パーク・エス・エス・シー」の日本での販売を始めた。Tシャツなどカジュアルウェア中心に取り扱い、当面はECだけの販売で、卸売りなど販路を広げていく。

(松浦治)

 同ブランドはサッカーを通して世界とつながり、社会課題を解決していくことを目的に15年9月に設立した。ボールを一つ購入すると、同型のボールを恵まれない環境にある子供たちに届けるプロジェクトを実施。これまで25カ国で、約8000個のボールを寄贈した。

 ボール以外の商品の利益の一部は慈善団体を通して、子供たちが学び、遊ぶ機会を創出するために役立てる。環境負荷の少ない素材調達や生産プロセスに努めるなどサステイナブル(持続可能)な社会の実現に向けた活動を積極化している。

 同プロジェクトに賛同し、プロサッカー選手、本田圭佑氏が個人投資ファンド「KSKエンジェルファンド」を通じて出資している。

 商品はサッカーボールのほか、「サッカーは世界を変える」と英文でプリントしたメッセージやデザインアイコンの入ったTシャツやソックス、グローブなどを揃える。Tシャツ(大人用7200円、子供用4300円)、サッカーボール(6600円)などがある。

メッセージやデザインアイコン入りTシャツを揃える「パーク・エス・エス・シー」

 創業者のサム・デイビー氏は米・アップルを経て起業しており、スティーブ・ジョブズ氏との会話が原点となり、社会貢献型アパレルブランドとして発足した。豪州ではECのほか、セレクトショップへの卸売りを手掛けており、欧州のユニクロや清涼飲料水のレッドブルとの協業品を限定販売した。日本でも同様の異業種との協業を予定している。

メッセージがプリントされたTシャツ

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