パルコはコミュニティー型ワーキングスペース「スキーマ」を新規事業として開始、1号店を秋に開業する心斎橋パルコ(仮称)にオープンする。
同館4階に開設する。施設面積は約374平方メートル。シェアオフィス「みどり荘」の運営などを行うMIRAI-INSTITUTEを運営パートナーとし、流石創造集団が「場づくり」をプロデュースする。
仕事ができる個室や固定デスク、会議室、フリーアドレススペースに加え、「最新の情報があふれ、刺激に満ちた商業施設の中で利用者が情報感度を高める」ため、ギャラリーを設ける。ギャラリーは一般客も利用可能で、アートイベントやワークショップ、展示会、期間限定店の開設などを行う。「コミュニケーションマネジャー」や専用SNSを通じて、「仲間への相談や専門家からの助言が得られる」環境も整備する。
利用料金(月額)はフリーアドレスプラン(フルタイム)で2万5000円、個室プラン(2~4人用)で10万円からなど。パルコは創業以来、企業理念の柱にインキュベーション(ふ化)を掲げ、ファッションを中心に「新たな才能の発見と応援」に取り組んでいる。
スキーマ事業によって、「インキュベーションのフィールドを働く場所にも広げたい」という。