スタイリストやDJとして活躍するPELIがディレクションする「パメオポーズ」はブランド設立10周年を記念して、国立競技場の大型駐車場で初のショーを行った。
来場したのはインフルエンサーやプレスなど約900人。デザイナー自身が文化服装学院を卒業したこともあり、学生も多く招かれた。会場前はブランドの服に身を包んだ若いファンでごった返し、ショー前からにぎわいをみせた。
披露したのは、23年秋冬と24年春夏コレクション。「マイウェイ」をテーマに、クラブカルチャーを背景にしたスイートなミックススタイルが揃った。特徴はフェミニンとマスキュリン、ロマンティックとパンキッシュといった二面性。レースやリボンを盛り込んだガーリーなドレスには、ランジェリーライクなブラホックや黒レザーのグローブといったフェティッシュな要素が重なる。
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』と協業したスタイルも見どころの一つ。ショーのラストには、有名なドラァグクイーンが会場を盛り上げた。
パメオポーズはPELIが立ち上げたセレクトショップのオリジナルブランドとしてスタート。19年からカジュアルウェアの卸販売などを手掛けるタニモトが、マークスタイラーから事業を受け継ぎ販売している。