アウトドア10団体 ウィズコロナで野外活動の指針

2020/06/22 06:27 更新


 コンサベーション・アライアンス・ジャパン(CAJ)などアウトドアスポーツを推進する10団体は6月17日、ウィズコロナ時代における野外活動の指針となる六つのガイドラインを発表した。コロナ下でも心身の健康と安全を最優先に、人々が野外活動、アウトドアスポーツを通じ社会や自然と適切なつながりを保ち続けることを推奨する。

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 「#ステイコネクテッド」と題した行動ガイドラインでは、①出発前に現地の状況を調べる②事前にしっかり計画③身近なフィールドで過ごす④フィジカル・ディスタンスの実践⑤安全第一で行動を⑥自然にダメージを残さない――の6項目を提案。政府は19日以降、県をまたぐ移動の自粛を解除したが、各地の登山道や山小屋、海水浴場では全面的な閉鎖を決めたところも多い。そのためアウトドア愛好家やキャンプ場などの事業者には混乱が起きているという。そこで10団体では独自にガイドラインを策定した。

 共同提案に名を連ねたのは、CAJのほか、日本山岳ガイド協会や山岳医療救助機構、自然体験活動推進協議会、日本アウトドアネットワークなど。共同提案を取りまとめたCAJの三浦務代表理事は「各団体へのヒアリングを通じ、改めて自然が与える恩恵とつながり続ける大切さを確認した。分断を招きかねない状況の中で、危機からの復興のため野外活動、アウトドア関係者が協働したことを誇りに思う」とコメントした。

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