クリエーターによるギャラリーな店

2015/07/24 06:58 更新


 東京・白金の住宅地の一角に、クリエーターが手掛けるギャラリーショップ「アワ・フェイバリット・ショップ」(電話03・6677・0575)が4日、オープンした。

 立ち上げたのは、グラフィックやプロダクトデザインなどを行うキギ、コミュニケーションデザインのブルーストラクト、信楽焼の丸滋製陶の3社。単に商品を並べるだけでなく、キギの植原亮輔氏や渡邉良重氏、ブルーストラクトの森谷健久氏らクリエーターが考えるアートやデザイン、ファッション、音楽などのカルチャーを発信するショップだ。

 商品は、キギがデザインしたアイテムが中心。現代のライフスタイルに合わせた伝統工芸を提案する「キコフ」のテーブルウエアや家具のほか、「ディーブロス」のプロダクト、沖縄発「ルキュー」の食品などを扱う。

 今まで「ほぼ日刊イトイ新聞」のウエブショップのみで販売していた婦人服「カクマ」も、実店舗で初めて販売する。菖蒲の花がプリントされたレースのワンピース(2万6500円)やマーガレットをプリントした総柄のワンピース(3万円)など、キギのグラフィックを生かした着心地のいいアイテムを揃える。「エツコ・ソノベ」のアクセサリーなど、一部セレクトもある。

 ショップには、料理ができるカウンターキッチンを設置。販売するルキューの食材を使ったイベントなどを想定している。

 店内にはギャラリーも併設しており、さまざまなアーティストの展示を行うほか、トークイベントやワークショップ、同店がキュレーションする企画展も行う。土地柄、ふらっと立ち寄る客は期待できないので、積極的にイベントを行うことで「それを目指して来てもらえたら」という。



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