大阪文化服装学院は、大阪・梅田のHEPファイブに、ブランドマネージメント学科ショップ開発コースの学生によるオリジナルショップ「キャンガル」を9月14日にオープンした。〝グランパコア〟をベースにレースの小物を組み合わせるなど、独自のスタイリングを打ち出している。長期インターンシップ型の実践教育として取り組み、企画から運営まで全て学生が携わり、12月15日まで営業する。
「スタイルをつなぐ、あなたの日常」をコンセプトに、おじいちゃん世代の服のテイストを生かしつつ、パステルカラーやフリル、レースといった色・ディテールを持つ服との組み合わせを推す。バレエのファッションを参考にミックスするもので、「自分たちが年を取った時に、バレエコアというキーワードが出てくるのだとしたら」と想像し、時代をつなぐような店作りを目指した。店舗面積は30平方メートル弱。
主対象は18、19歳の女性。手に届きやすい価格帯を意識し、7000円程度までの古着を中心に品揃え。3割ほどある新品をスタイリングに生かす。平均客単価は4000円を計画する。
オープンに先行してECサイトを立ち上げた。集客は、インスタグラムやティックトックを活用し、「なるべく高い頻度で発信を続けていく」。10月にネクタイにピアスを付けるワークショップを予定するなど、店頭での仕掛けも積極的に行う。