オンワードGFとマルベリーが合弁会社設立へ

2017/07/07 17:28 更新


 オンワードホールディングスの子会社であるオンワードグローバルファッション(OGF)は、英国のラグジュアリーブランド「マルベリー」を世界で販売するマルベリーグループと合弁会社マルベリージャパンを年内に設立することで合意した。皮革製品、衣料品の小売りやEC、卸販売など、日本におけるマルベリーのブランド事業を運営する。

 資本金は4億円の予定で、出資比率はOGF5割、マルベリーグループ5割。OGFが蓄積してきた日本国内におけるラグジュアリーブランドビジネスの知識や経験と、マルベリーグループが持つグローバル展開のノウハウやデジタル配信能力を組み合わせ、ブランドのさらなる成長を図る。16年秋冬からマルベリーの靴とウェアを生産するオンワードホールディングスの子会社であるイタリアのオンワードラグジュアリーグループとの連携も強化、グループシナジーを発揮させて積極的な事業拡大を目指す。

 マルベリーは71年に英国サマセットで創業。現在、英国をはじめとした欧州、北米、アジアを中心に26カ国で110店以上を展開する。15年7月には数々のラグジュアリーブランドで経験を積んだジョニー・コカが新クリエイティブディレクターに就任し、伝統的なブランドに新しい息吹をもたらしている。日本では現在、ギンザ・シックス、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店に店舗を構える。




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事