オンワードHDとモード学園 産学連携のリメイク雑貨

2017/06/21 04:23 更新


 オンワードホールディングス(HD)と東京モード学園は、産学連携プロジェクトとしてリメイク雑貨の企画・製作・販売に取り組んでいる。

 衣料品の循環システム構築を目指す「オンワード・グリーン・キャンペーン」で回収した衣料品を使い、学生がリメイク雑貨約40点を製作。東京・吉祥寺の環境・社会貢献型コンセプトショップ、オンワード・リユースパークで23~25日、特設コーナーを設けて学生も店頭に立って販売する。

 オンワードHDが服飾系の学校との産学連携で、リサイクル雑貨を製作・販売するは昨年7月、今年1月に続き、今回が3回目。東京モード学園では前期の授業として、スタイリスト学科3年とファッションビジネス学科4年の35人が参加。4月にオンワードHDの環境・社会貢献活動について講義を受けてから、リユースパークの客層や販売時期を踏まえて市場調査、製作コストの算出を経て企画立案、製品作り、修正による商品化と準備を進めてきた。

 商品は店舗周辺に住む主婦を主対象に、トートバッグや財布、眼鏡入れ、パスポートケースなど約40点を製作した。ポケットティッシュケース付きゴミ箱、子供用手袋の形で迷子になりにくいキーカバーなどアイデア商品もあり、流行のデニムを使ったものが多い。全て3500円以下で販売する。

 オンワードHDは「ファッションを目指す学生に、服を作って消費するだけでなく、不用な衣料を再利用して生き返らせる手法もあると知ってほしい」とし、今後も環境・社会貢献活動に力を入れ、若い人の啓発を目的に同校はじめ学校との産学連携を積極的に取り組む考えだ。

ティッシュケース付きゴミ箱、子ども用手袋の形で迷子になりにくいキーカバーなどアイデア商品も


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