15ヶ月連続伸長、ICB好調なワケ

2016/07/11 06:47 更新


 オンワード樫山は、レディスブランド「ICB」の売り上げが6月まで15カ月連続で前年同月実績を上回っている。トレンドを早めにとらえた旬の企画の投入と強みのセットアップを強化したことが実った。今春夏はセットアップなどが売れ、6月まで月を追うごとに売り上げの伸び率が高くなった。セットアップに加え、ベーシックな洋品でもブランドの強みとなる商品を確立していく。

 4月まではニット、カットソーが、人気の羽織り物を中心に予想以上の売れ行きとなった。4月前半には完売するアイテムも目立ったが、4月後半からは重点をジャケットなどセットアップに切り替えたことが功を奏した。市場が全体として洋品に集中する時期に強みのセットアップを打ち出して差別化し、売り上げを押し上げた。

  軽く羽織る感覚のジャケットとボトムを同素材で出し、特に汎用性の高いパンツを中心に売れた。セットアップ企画だが単品としても売れており、からみ素材で表面感を出したものや赤茶系など色で特色を出したものも売れた。色は昨年、ネイビーが売り上げの95%を占めていたが、今年は45%程度で、色の変化が目立っている。セットアップは前年比80%増と伸びが顕著だ。

動きのいい絡み素材のセットアップ

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