オンワード樫山は婦人ブランド「23区」で、前年踏襲型の企画を見直し、旬のトレンドを意識した「昨年にはなかった鮮度の高い商品」を強化している。
ECでの先行販売も活用しながら、投入の精度を向上。顧客の来店頻度を高めるためのカスタマイズ企画にも力を入れ、6月に実施したイベントでは過去最高の受注結果となるなど、手ごたえを得ている。
「前年踏襲型の商品の動きが鈍くなっている」というここ数年の反省から、今春夏から旬を意識した「新しいカテゴリー」の企画を増やした。3月はニットとパンツ、4月はセットアップ、5月は麻のアイテムなど戦略的に仕掛けた商品がヒット。今春夏はセットアップの投入計画に、ECでの先行販売の情報を活用した。