大西 コロナ禍から本格的な立ち直り目指す “次の仕掛け”へ投資継続

2024/07/09 06:25 更新会員限定


大西衣料のセルフ大阪本店では今年春にレディス売り場を拡張した

 総合卸、店舗関連の大西(大阪市)は前期(24年2月期)が売上高323億900万円(前期比1.5%増)、経常利益5億300万円(3.3%減)の増収減益となった。店舗什器・設計施工の店研創意は順調だったものの、家具・インテリアECのエネンなど先行投資が響いた。今期も「コロナ禍から本格的に立ち直り、〝次の仕掛け〟に向けた新規事業をしっかり作り上げる」(大西寛社長)方針で、1%の増収を計画している。

(小田茂)

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 今期から幹部の世代交代を図り、総合卸の大西衣料に小林信二副社長、店研創意に増島史祥副社長を選任し、大西取締役を兼務する体制とした。主力の2事業会社に副社長職を新設し、「権限移譲を進め、若い世代がけん引する」組織を整えた。

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