オグランジャパン、レディスインナーを拡充 24年春夏物は「Lee」や「寝るインナー」

2023/09/21 11:30 更新


 インナーのオグランジャパンは、5月に親会社の片倉工業から衣料品事業の譲渡を受けたのを機に、レディスインナーを強化する。24年春夏物は、「Lee」(リー)や「寝るインナー」のほか、介護関連衣料などで婦人物の品揃えを拡充する。

 今期(23年12月期)売上高見込みは約40億円。この間進めてきた事業再構築策の効果で、収益体質も固まってきた。原燃料高や円安などの不透明さは続くが、付加価値化とセットにした値上げも一定浸透し、1~6月も比較的堅調に推移している。

「〝ニューオグラン〟として改めて成長を目指していく」と白木隆晴社長。レディスの強化のほか、片倉工業グループで耐熱性繊維や水溶性繊維を展開するニチビ(東京)などと機能性素材との連動、中国中心であるオグランジャパンの生産網に加え、片倉工業のベトナム縫製拠点の活用など、新たなビジネスモデルの構築を進める考えだ。

〝ニューオグラン〟として再スタート

 24年春夏向けのリーではストレッチレース使いのカップ付きブラ(税抜き1800円)、カップ付きキャミソール、ショーツなどを発売。ユニセックスおよびメンズのボクサーブリーフなどと合わせ、カラフルな売り場を提案する。寝るインナーは、文字通り睡眠時や睡眠前後の生活シーンに対応した商品。ウェーブ調の表面変化生地、パイル成型などメンズ、レディス共通の素材でさらっと感のあるトップやボトムに仕上げた。レディスはサテン素材でパンツインのボトムも揃えた。

「リー」ではストレッチレース使いのカップ付きブラなど提案

 そのほか、メンズでは「ロゴス」「クロコダイル」「ケーパ」などライセンス商品、オリジナルブランドで酷暑に合わせた涼感や汗対策商品、〝チョイ漏れ〟対応インナーなどを重点商品に挙げている。



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