オアシスライフスタイルグループ「マックロ」 期間限定の1号店が順調

2024/03/26 06:29 更新


「マックロ」などオリジナルを主体に高機能な黒い商品に絞った期間限定店

 スーツに見える作業着「ダブリューダブリューエス」(WWS)を企画・販売するオアシスライフスタイルグループ(東京)は3月7日から、黒に絞った新ブランド「マックロ」の期間限定店を東京の渋谷パルコで開いている。ECサイトでも販売を始めた。実店舗は同店で今月31日まで、続いて4月19日~5月26日にグランフロント大阪で期間限定店、6月には渋谷のミヤシタパークに常設店を開設する。初年度は店舗とEC合計で1億円の売り上げを目指す。

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 マックロは、高機能な黒い服だけを企画・販売するブランド。WWSの顧客などからの「休日の服も欲しい」との声を受け、男性の私服選びの悩みを解消するために立ち上げた。「服選びは面倒だけど、機能性と着心地、シルエットにはこだわりたい。オンもオフも着回しが利く黒が好き」という30代、40代の男性に向け、伸縮性や撥水(はっすい)・速乾・耐久性に優れたオリジナル商品9型で、半袖や長袖のTシャツ、ニットの半袖、ライダーズなどで構成する。

 渋谷パルコの期間限定店は5階にあり、売り場面積39平方メートル。店内は黒とシルバーが基調のシンプルな造りで、主力商品のマックロには黒いフレームのオリジナル什器を使い、壁一面に黒い商品並べるなど、客の目を引くように工夫した。品揃えはマックロにWWS8型を加えたオリジナルが5割、残る5割は仕入れ品。「ミスターオリーブ」「ワイルドシングス」「グラミチ」「コンバース」などのブランドから機能性の高い黒い商品をセレクトし、洋服19型、靴やバッグ23型で構成する。

 購入客は9割が男性で、年齢別では40代が4割、30代が3割、20代が2割など。WWSの顧客が約3分の2を占め、新規客や訪日外国人客も目立つ。マックロは売り上げの6割を占め、パンツとブルゾンはほぼ完売となる人気。客単価は2万5000円前後で、売り上げは期間中の目標を上回るペースで推移して順調だ。

 ECではマックロのオリジナルに加え、今秋から仕入れ品の販売も始める。25年には期間限定と常設で計5店を目標に、マックロの実店舗の出店も広げる。

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