小さくてコアな個人商店が集まっている男鹿が好きでした。街は縮小しましたが、12年に家族と帰ってきて以来、仕事の傍ら、地元の人に楽しんでもらえるような取り組みをたくさんしてきました。今はプレーヤーも増え、街が劇的に変わりつつあります。
いくつか主催しているイベントがあるなかで、今は毎月開催している「ひのめ商店」に力を入れています。秋田市や県外の手作り・農薬不使用の飲食店のものを集めて、「トモスカフェ」で提供するというものです。街の人たちの月に一度の楽しみになればという思いで企画・運営しています。
「オガニック農業推進協議会」では、市内の学校給食を全てオーガニックにするよう働きかけています。なかなか進んでいませんが、世界全体がオーガニック志向になり、ようやく追い風が吹いてきました。
子供は宝だと捉えて、街全体で見守っていけるような場所になるのが理想です。これまでは僕が火をともす側でしたが、これからはともした火に集まってきた人たちが、次にまた別の火をともせるようにバックアップする側に回りたいと考えています。
ただ、男鹿では今「自然を守りたい」「市を活性化して潤わせたい」という考えで二分しています。なので、その両方の気持ちをかなえられそうな小水力発電を男鹿に作る団体を発足しようと考えているところです。あれ、結局動いちゃっていますね(笑)。