日本教育財団は、「パリを拠点とするファッションスクール、エスモード・インターナショナルの株式を100％取得し、同財団傘下のグループ校、モード学園パリ校エスモードとして迎え入れた」と発表した。
同財団はファッション、デザイン、ヘアメイク、グラフィック、インテリアの各分野で即戦力を育てる専門学校、モード学園と、ファッションのクリエイションとビジネスの国際的な人材育成を行う国際ファッション専門職大学を東京、大阪、名古屋で運営する。
モード学園のパリ校として、パリ大学区庁認定高等教育機関、モード学園パリ校クレアポールも設立。以前からパリのエッセンスと、ビジネスに昇華させるプロデュース力を現地で学べる教育環境を整えてきた。
エスモードは1841年創立、世界で初めてファッション教育を体系化した伝統校で、多くのデザイナーを輩出している。フランスではパリ、パンタン、ボルドー、リヨン、レンヌ、ルーベの6校を運営し、4校ではファッションデザインに加え、ファッションビジネス教育も実施。仏国内6校を含む、ノルウェー、日本、中国、韓国、トルコなど12カ国18校で、共通のカリキュラムを基にファッション教育を行っている。
同財団は「両校が培ってきたフランスと日本の教育を高次元で融合し、より質の高い、国際的に活躍できる人材育成を加速可能な環境を整えた」としている。
