ニッセンケン 国内初のZDHC認定試験機関に

2020/01/30 06:25 更新


 ニッセンケン品質評価センターは、アパレル・靴のサプライチェーンでの環境への有害化学物質排出ゼロを目指す有志企業連合ZDHCの認定試験機関に認定されたと発表した。ZDHC-MRSL(製造時規制物質リスト)対象物質の分析試験・合否判定・証明書発行の業務を4月から始める。

 日本の試験機関としては初めてMRSL適合評価機関に認定された。併せて生産工場やブランドのサプライチェーン各工場に対し、MRSLに基づく分析試験・安全性評価の実施、改良などのアドバイス提供も始める。

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 ニッセンケンは化学品メーカーの染料や薬剤、仕上げ加工品などの安全性をMRSLに基づき書面審査・分析試験し、適合性を評価、証明書を発行する。MRSL適合性には、レベル0=適合を自主宣言、レベル1=書面審査・分析試験で確認、レベル2=加えて管理システムの確認、レベル3=さらに製造工場での実地監査、があり、ニッセンケンはレベル1の認定試験機関となった。

 原糸・紡績工場や染色加工工場、縫製工場については、購入する原料・部材・付属品、工程で使用する化学品、製品の安全性確認・評価を分析試験によって行う。ブランドに対してもサプライチェーンの各工場についてZDHC適合性を評価し、必要に応じてアドバイスする。店頭での抜き取り試験による製品安全性の確認も行う。また、工場排水についての分析試験・ZDHC適合性評価は「将来、実施を目指す」考えだ。

 ニッセンケンが日本で唯一の認証機関となっている「エコテックス」の化学物質認証「エコパスポート」はMRSLを上回る350種類以上の有害化学物質を対象としている。しかし「ハードルが高い」という企業もあり、「選択肢を広げることで、企業の取り組みレベルを上げる支援を強める」考え。日本の試験機関として、日本繊維製品品質技術センター(キューテック)とカケンテストセンターが先に登録し、ZDHCについて情報収集・発信する賛助会員にも2月1日登録される予定。


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